--- 社会悪から…老いた親を守る手だて ---
 社会問題化した振り込め詐欺や、老人の財産を食い物にする悪質な商法。それらから老いた親を守る手だてがあります。自分の親が様々な判断力をなくしてきたと感じたときには、主治医の診断書を持参して、親を伴って家庭裁判所で成年後見を申し立てましょう。一度でも親と裁判をした子供には後見の資格はありません。私の母は、悪意の第三者と弁護士によって計画された弟への裁判を皮切りに、人知れず劣悪な環境の病院に入院させられ、弁護士と成年後見の委任契約をさせられました。
 弟からみれば、親が子供を提訴するなどもってのほか…とばかりに、母親への関知を断ち切ります。その中で仕組まれた弁護士の成年後見。母は幾度も「私がはんこを押したから」と後悔していました。平成22年1月21日に母は逝去し、どれほど蝕まれたかは判りませんが、思いのほか早くに終止符が打たれて、父の再婚で養女として育った私は…少し安堵しています。やはり成年後見は、親を思いやる子供に託すべきだと思っています。

  --- 係争に巻き込まれないための自助努力 ---
 私たちが社会生活をするに、憲法ほか沢山の法律が背中合わせにぴったりと寄り添っています。憲法をはじめとする法律は、私たち国民に多くの権利を与えていますが、その権利を擁護するのは私たち自身なのです。すべての事象に自己責任、自助努力が課されていることも合わせて理解しておきたいものです。
 法律の専門家である弁護士でさえ、自己擁護の為に手段を選ばず、不法行為を犯しました。また司法の最高峰にある最高裁の書記官が、公用文書を破棄するという信じがたい行為を犯しました。
 私たちが日常で某かの疑問を持ったとき、それらの多くは法に抵触すると言っても過言ではないでしょう。むやみやたらに係争を煽るのではありませんが、一人の大人として民事訴訟法くらいは理解が出来れば良いなと感じます。私が学習した様々な情報が皆様のお役に立てば…と願っています。

  --- 弁護士から学べない民事訴訟の心得・弁護士の見極め方 ---
 私が代理人を委任した裁判を経験して初めて気付いたことは、『この弁護士で大丈夫かな?』と思った時には、既に遅し、手遅れだという実体験です。
 2011年2月20日、『日本裁判官ネットワークのシンポジューム in Osaka』に大きな興味を持って、初参加してきました。現行民事訴訟法が、沢山の裁判官らの問題意識から改善発案され、また司法改革によって、民事訴訟は2年以内に結審させる努力義務が課されている事、権利関係のはっきりした事件によっては、通常の民事訴訟の方式ではなく、労働審判のような形で審理する事が早期解決につながるのではないかと信念を持って、試行錯誤しながら民事審判を実践されているモデルケースも聴ききました。とても素晴らしい事だと思います。

 その席で長期に判事を務めた方から頂いた回答をもとに、民事訴訟における代理人としての良質な弁護士の見分け方、弁護士の査定の仕方を伝授しておきましょう。
 私は社会人の人生の大半を、男性陣と対等な環境を得て現場監督として建築業界で過ごしました。大手ハウスメーカーの会議に紅一点で出席させていただき、沢山の男性諸氏との出会いを体験しました。仕事のできる男と、仕事のできない男は2〜3言、会話をすれば見分けがつきます。俺は弁護士だと威張ったような弁護士はまず、仕事はできないと見ていいでしょう。虚勢を張る事でしか、自分の存在価値をアピール出来ないのです。どの業界でも同じでしょうが、仕事のできる方は威張ってはいません。
 次に、弁護士を選任してからその代理人がどの程度…依頼人の事を理解しているのかの査定方法です。裁判は三審制ですが、第一審でほぼ決まると言って差し支えありません。控訴審で覆るのは25%だそうです。だから第一審の早い時期に、代理人が適任か否かを査定する必要があるのです。

 訴訟代理人を委任しても、公開法廷の全日程に当事者も参加する事ができます。傍聴席に座ってもよし、代理人と並んで座ってもよしです。訴訟代理人に緊張を与え、打ち合わせた内容が狂いなく主張されているか確かめておきましょう。大丈夫と確信が持てれば後はお任せしても良いのです。
 代理人の主張に補足をしたければ、発言も認められます。堂々と、裁判官に事実の主張をしましょう。また、代理人が主張した事に食い違いがあった場合、その日の閉廷までなら、当事者が訂正する事も可能です。遠慮せずに代理人主張の補正をしましょう。
 あと1点。代理人が明らかな過誤の書面を出した場合、当事者は同様書式の書面で、当事者名を記載し押印して訂正書類を出す事も可能です。
 第一審の口頭弁論手続きの期間内に、この代理人はダメだと見限ったら、早急に後任を見つけて、先の代理人を解任しましょう。後任の弁護士の先生も、控訴審で委任されるよりは、第一審で交代した方が働きやすいはずです。私たち一般市民は、法知識がないが故に対価を払って、弁護士に訴訟を委任している訳です。依頼人の為に働かない弁護士に、弁護士費用は必要ではなく、裁判費用も無駄になります。一般市民も、凛々しく…それくらいの決断は許されるのです。
 ツイッター上で『弁護士もピンキリだ』と一刀両断なさる弁護士の先生を見ると、一般市民としてはとても悲しくなります。私たち市民側も、良質の弁護士を見極める眼を養いたいと思います。





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クレームの構図
 ・社会悪からの護身術
 ・民事訴訟の心得
 ・個人のコンプライアンス
 ・裁判官へのクレーム New 
  法曹の質の向上が司法改革!
 ・許されざる社会悪
 ・滋賀県警・犯罪捜査(解決)
 ・見えない怖い成年後見
 ・クレームの芽
 ・内部統制の欠落
 ・優越的地位の乱用
 ・現場管理者の資質
 ・セクハラの矛先
 ・横暴な営業所長
 ・医師のモラル
 ・契約の解除と清算
 ・純正ホイールの強度
 ・金融機関が詐欺に引っかかる
 ・デジタル契約の落とし穴
 ・クレームの対応と防御

交通事故と裁判(Part.1)
 ・事故と自動車任意保険
 ・これが損保会社の手口?
 ・一般的な弁護士の資質
 ・弁護士と裁判
 ・本人訴訟への目覚め
 ・私が原告だ!

交通事故と裁判(Part.2)
 ・法と正義

交通事故と裁判(Part.3)
 ・弁護士はTwitterで探そう
 ・弁護士の選び方

民事訴訟・終結裁判の再審
 ・リアルタイムの裁判記録

 このページは、企業の管理職あたりに読んでいただきたいと願っています。特に誰かを非難しようとか、陥れようと言う意図はありません。遥かな昔に主人の母に絡むトラブルがあり、相手企業の監査室からの連絡で『老人を食い物にする』その担当者の実態を知りました。後処理に副支店長が、担当者と直属上司を伴って現れましたが『この行為は広く社会に知らしめる必要のある事柄である』と、相手の申し入れを断りました。しかし担当者が若い青年であり、今回の失敗体験が良い経験になれば…と、慈悲の心が働き、若者の出世を閉ざすであろう公表に歯止めをかけました。その1〜2年後に『豊田商事』事件があり、母の事件と酷似したシステムで、多くの老人がターゲットに成っていました。その時『なぜ公表しなかったのか、公表していたらこの類似事件は防げたかもしれない』と、大きな後悔とともに深く考えました。
 実例を公表する場合、最もネックになるのが名誉毀損です。名誉毀損は民法710条で不法行為と位置づけられていますが、名誉を毀損する事実の公表が問題であり、その事実が真実であった場合は民法に規定は無く、刑法230条の2〔事実の証明による不罰〕に『名誉毀損行為であっても、公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があった場合には罰しない。』とされています。このページを発端に、わたくし達一人一人が、真摯に『自分に課されるコンプライアンス』を考える機会になれば、これも某かの社会貢献になると信じています。
 私の近しい友人にパワーハラスメントを繰り返す男性がいます。『オランウータンに日本語を教えたのは誰だ』と私がいつも問うほど、余り深く物事を考えずに横暴な言動を繰り返す同世代の方です。人間はそれぞれに異なった人格があり、個々の人生に経験したことによって己を形成しています。老若男女を問わず、異分子の存在が物事の活性化には欠かせません。時代錯誤の価値観を見て残念には思いますが、議論しても虚空観が残るだけと割り切りました。言葉はとても重要な道具だと改めて感じました。

  --- 裁判官を含む…法曹らの倫理観の教育が、司法改革には最重要 ---
 再審提起は、裁判所への最大のクレームです。私の人生で断固としてクレームを発したい相手は、大津地方裁判所に勤務した岡野典章裁判官です。裁判官が憲法76条を濫用しては…いかん(喝ッ!)。
 100%加害者過失の交通事故の事業損失を巡って、財務の理解できる損保担当者を示談で説得し、裁判で争うことを伝えて損保会社は顧問弁護士に引継ぎました。事故審終結後2ヶ月余りを経て、ようやく返された書類にはM弁護士が加害者代理人に送った事業損失金の請求書が含まれ、一審最終に加害者代理人が出し、S弁護士により隠蔽された最終準備書面には、事業損失を争点と知る加害者代理人の『弁護士の倫理観』が見える事業実績を主張する為のヒントが書かれています。M弁護士は事業損失金を求め、加害者代理人も事業損失金が争点だと知りながら、S弁護士だけが事業損失金を求めていることを知らなかった。これは問題にすべき重要な事実です。基本的人権の保持は国民の義務だと憲法12条は定めています。私はその定めに沿い、裁判官によって蔑ろにされた基本的人権の保持に力を注いでいます。サイト『WhiteSueの小さな家』を立ち上げ、100%加害者過失の交通事故から示談の様子、M弁護士への依頼からS弁護士の裁判の様子、そして裁判所へのクレームを込めた再審の経過を以下のページに記しています。

 WhiteSueの部屋
  _事故から弁護士被告の裁判まで 交通事故と裁判<弁護士の資質>
  _本人訴訟の利点と本人訴訟を終えての雑感 交通事故と裁判<法と正義>
  _弁護士の選び方  交通事故と裁判<弁護士の選び方>
  _民事訴訟・終結裁判の再審 弁護士に正義を問う<再審裁判の記録>
  _裁判官の憲法違反を問う<国家賠償訴訟の記録> 

 損保会社を説得した私は裁判を依頼してM弁護士と代理人契約を結び、Mは2年余りその裁判を起こさずに、係争期日間際になってS弁護士を紹介して、引継ぎ時には立会いも求めらませんでした。S弁護士により裁判は起こされて、S弁護士の『争点の不理解』からミスを発生させた上に、一審終盤に反論に重要な準備書面を隠蔽し、過去3年に遡る事業実績を証明できる材料を持ちながら、S弁護士は上告審では訴訟妨害を犯し事故審を敗訴に導きました。
 現職弁護士の紹介で知り得たはずの信頼すべきS弁護士の知識不足による過失や隠蔽に気付いた時、私はパニック障害に陥りました。依頼人を陥れるべく攻撃防御の機会を阻み、『上告を受理されないと意味が無い』と断じたはずのS弁護士が、短絡な訴訟妨害なる暴走行為に走り、裁判を早期に終結させました。私はその行為に怒り、弁護士の債務不履行を争って新たな裁判を起こしました。岡野典章裁判官はその一審を担当した裁判官です。彼はM弁護士からの上申書による『弁護士の抗弁』を安直に信頼して、M弁護士の出頭を得ずに、原審原告であった私の処分権を無視して、M弁護士との争いの事実を第一回口頭弁論調書に記しながら、再度確認すること無く、不公平な裁判構成の中で、憲法76条3項を濫用して私の訴えを退けました。弁護士優位に裁いた岡野裁判官は、重要証拠を見ず、原告に立証機会も与えないまま、不公平で理不尽な判断をして訴訟指揮権濫用の中で審理不十分で終決させました。明らかな憲法76条3項の濫用です。私は裁判所にクレームを入れるべく再審を起こしています。司法改革が叫ばれる中『法曹の資質向上が最優先!』と、最高裁判例を残すために今なお戦っています。

 私たちは様々な事象に巡り会い、係争まで行かなくても問題を抱えるたびにその処理を学習をします。係争になれば裁判所の手を借りる。そこで弁護士を探すが、全ての弁護士が篤実でない…という事実を知ると非常に残念に思います。対価をとって仕事をするのだから、依頼人の利益を護る事を課されているはずなのです。例えば弁護士との間に係争が発生した時に、弁護士を訴える裁判を引き受ける弁護士が非常に少ないのも国民にとっては不幸な現象です。社会正義に照らして、被告席に座る弁護士の失態や悪意を見抜いたとしても、その代理人の受任を躊躇なさる。同業者だから…でしょうか、とても残念です。
 私は本人訴訟で弁護士を訴え、争いの事実がある弁護士ら2名を被告に指名したのです。しかし岡野裁判官は、M弁護士の欠席を説明せず、事実上事件から切り離して裁きました。片手落ちのその判決文は面白いほどに、事実に基づかない憶測の作文で埋められています。
 弁護士が依頼人を陥れちゃいけません。裁判所が暴力的な悪意ある不法行為を犯した弁護士に『裁量権の範囲』などと加担をしちゃいけません。なぜM弁護士は裁判から逃げたのか、なぜS弁護士は法律事務所を移転させたのか、社会正義を求めて、微力な私は三度目の再審を提起しています。裁判所に終結裁判の再審を提起するという事は、既判力を持つ判決をだした裁判官に対する究極のクレーム処理なのです。裁判所はその概念を理解しているでしょうか。
 日本国民はどうあるべきなのか、社会生活の規範とする倫理観や国民の義務等、私が感じ得た裁判所に対するクレームもメッセージのように織り込み、再審訴状を纏めて、平成23年5月31日に大阪高裁へ提出しました。 『私の再審訴状』は訴状のフォーマットでアップロードしています。再審の記録を残す私のサイトの中には、相手方弁護士2名の氏名をイニシャルで表示をしていますが、再審訴状には弁護士らの実名を出しています。弁護士と言う職務柄、彼らが名誉を最大限に守りたいであろうと理解をしていますが、刑法230条の2〔事実の証明による不罰〕に基づいて、国民の平等を正しく理解した公平な再審が行われ、私への損害賠償の決済が完了してから、彼ら弁護士の名前をイニシャルに変えてさしあげようと思っています。

  --- 裁判で争い、裁判官が心証で裁いた結果が正しいとは決まっていない ---
 裁判官も人間だもの、安直な思い込みや勘違いを起こす事はあるでしょう。その過ちを正し、またそれを立証する為に上訴があり再審があるのです。裁判官の心証は、憲法76条3項によって護られています。しかし憲法は、裁判官の職権が国民の権利より上だとは定めていません。裁判官は、憲法や法律に拘束されて公正無私の良心で事件に向かい、正当な判断する事を条件づけた上で、憲法76条3項に『裁判官の職権行使の独立』を認められているのです。私の再審提起そして特別抗告に、原審やその起因となった事故審の記録を精査し、事故審に登場しなかったM弁護士に関する書証等を時系列で正しく検証して、原審が審理不十分だったと気付いてくださる公正無私の心を持った裁判官が現れることに大きな期待を持っています。
 職権行使の独立という言葉に、裁判官は驕っていないでしょうか。『弁護士が依頼人を陥れちゃいけません』『裁判官は裁判の当事者を同等に扱わなくてはいけません』法曹を志し、法律を学んで司法試験に受かったとたんに、法曹という特別視される敬虔な職務に就く。そんな環境に、弁護士や検事、裁判官など法曹らは驕りを持っていないでしょうか。人間だもの、過ちを犯す事は皆無だとは言い切れません。しかし、己の言動や行動に真摯でなくてはなりません。自己主張するが故に、少し謙虚になり自己批判や反省改善することも大切な行為だと思うのです。法曹らは互いの地位を守るべく、裁判官が弁護士を庇うような馴れ合いの構図に危惧を持っています。
 社会正義実現の為に法曹の方々が、自分の姿勢を振り返って誠実になるならば、それが『真の司法改革』だと私は思っています。

  --- 裁判官の判断は正しいか? 裁判官も人間、過ちも犯す。 ---
 原審は、最高裁まで争いましたが一審裁判官の心証が既判力となり、事後審である控訴審、上告審で覆る事はありませんでした。社会正義とは何だ、真実を審議する現行の裁判制度に大きな疑問を残しています。

 そもそも裁判での交通事故処理を依頼したM弁護士が2年間、損害賠償請求の申立てを怠り、係争期限間際になって辞任の意向を示し、知人のS弁護士を紹介したのです。私を介さず、私の知らない所でM弁護士からS弁護士に、事故証明書に始まる引継ぎ書類一式が手渡され、どの様に説明をされたのか、そこに大きな引継ぎの過誤が発生していました。裁判でS弁護士のミスが露呈し依頼人の私が訂正を願うのを無視して、自分のミスを誤魔化して裁判を早期終結させ、依頼人を陥れたのです。社会正義の実現を使命とするはずの弁護士の悪辣かつ幼稚な行為に、翻弄され信頼を無くし大きなストレスを抱えた私は、パニック障害を発症させて主治医から休務休養を言い渡され、事業は廃業に追い込まれてしまいました。
 前件終盤に地元では著名な弁護士に訴訟記録から流れを見て頂き、債務不履行が成立する事を示唆されて、本人訴訟が可能である事を教えられ、私は私の人生を壊滅状態に追い込んだ弁護士の理不尽な行為に、弁護士を信頼せず本人訴訟を起こしたのです。物事は必ず時間と共に流れ、税務署の調査なども時系列に沿って詳細を調べます。真実を明確にするためには、時系列に沿って事実を告げる事から始めなければ、第三者である裁判所には真偽が見えません。
 私は、事故後…終始一貫して100対0の事故である。休業補償を求めていない事業損失を返せと主張していました。私の主張を、損保担当者から説明され引継がれた顧問弁護士を証人にたてる事にし、私を陥れたS弁護士とその直前に関わったM弁護士と2名を被告にして、訴えました。しかし一審裁判官は、弁護士という社会的地位に短絡的な信頼を置いたのか、被告1名(M弁護士)の口頭弁論の全日程の欠席を許すという判断をして、歪な訴訟指揮権を行使して原告の訴えの全容を見ようとはしませんでした。これは、裁判のルールを無視したものと考えても間違いではなく、日本国民が保障される国民の平等をも逸脱した憲法違反と云わざるを得ません。
 被告らと接触を持った相手方代理人(顧問弁護士)の証人尋問さえも行わずに、事実を立証する機会を与えないまま終決させました。被告を欠席させて事実を見失った一審の既判力は生きて、事後審である二審、三審共に棄却です。 (詳細…交通事故と裁判)
 品格の無い、数式の計算すら出来ない知識の乏しい弁護士の存在を知り、何故、こんな馬鹿な弁護士が存在するのかという憤りと、原告の訴えに沿った審議をしない裁判所に、この国の未来にさえも絶望感を抱きます。過誤を犯し訴訟妨害をしたS弁護士は自らの行為を熟知し、此の不当判決に『我が身の危険』を感じたのか、裁判終結後に法律事務所を移転させています。弁護士が毅然として法律事務所を構えられないほど慌て身を隠す所作に、債務不履行を自認している事が露呈しており、私の人生を壊滅状態に追い込んだS弁護士を許す事が出来ません。

 私は原告として提訴した裁判で、憲法に保障する『国民の平等』も『裁判を受ける権利』も一審裁判官の短絡で安直な判断で権利の行使を妨害され、真実を語る証拠すらも黙殺されました。最後には一審裁判官を訴え、公務員の職権乱用で国民の権利行使を妨害したこと、それによる損害賠償を岡野裁判官相手に起こしますし、刑事告発によって2年以下の懲役という罰則も与えるつもりでおります。

  --- 最高裁書記官が文書を毀損するなんて? ---
 終結裁判で納得のいかない私は、民事訴訟の再審制度を使い、幾度も再審の事由を選考して裁判所を相手に戦っております。再審によって、私の代理人となった弁護士ら2名に、『あなたの何処が過誤であったのか』を正しく伝えたいと思っています。訴訟記録から証拠を見つけ、1度目の再審提起の時、私の主張が1名の弁護士に偏っていたため、再審の事由にあたらないと大阪高裁は棄却決定を出しました。訴えの理由の不足分を補って、特別抗告すると単なる法令違反であるから却下と決定され、残額の郵券が返却されてきました。A4用紙の半券を切り、郵券受領書になっています。私はそれを受け取った平成22年11月10日を記入して、再度民訴法の本を読み、抗告審は事実審であり、その決定に不服があれば再抗告が出来ると解説された民訴法330条に基づいて再抗告状を書きました。日付は11月11日付けです。そして同日、A4定形外封筒に、郵券受領書を同封して速達便で、最高裁第一小法廷S書記官宛に送りました。
 後日、私の裁判がどう処理されたのか気にかかり、最高裁に電話を入れましたがS書記官は不在で、代わりに電話を受けた書記官が探してくれたようですが見つからなかったのか?「どうしても再抗告を受けたいという事ですね。じゃ、またS書記官宛に日を改めて電話をください。」と言われました。私は、最高裁にアピールする為に請願書を作成し、再抗告状を添付して最高裁長官宛の親展で送りました。内部でどのように調査されたのか、調査すらされなかったのか、最高裁からの返事は返ってきませんでした。年末の多忙の合間の、12月20日。再度、書記官室に電話を入れて、S書記官を捕まえ、事件番号を表明して再抗告状の件を聞きました。『訴訟記録は大津地裁に返されているので、ここでは確認出来ません。」と即答で返ってきました。郵券受領書は届いているかと聞くと「11月10日付け受領書が保管してあるというのです。
 不思議ではありませんか、これはとても面白い展開になったと感じました。書記官宛に速達で郵送したものの一部が最高裁に保管され、私の手を離れて最高裁に届けた公用文書がないというのです。大津地裁で確かめよ!…というS書記官の言説に合わせ大津地裁で確認しましたが、やはり再抗告状はありません。封書を開封したS書記官が一部を保存し、他の文書を破棄したとしか思えない、奇怪なな出来事でした。最高裁長官と第一小法廷S書記官と2名に宛てた2通の内容証明便で厳重抗議したのは言うまでもありません。裁判所書記官は特別公務員にあたります。公務員の職権乱用は刑法193条で縛られ、公用文書の毀損も刑法258条で縛られています。
 司法の最高峰たる最高裁で、刑事罰を受けねばならぬほどの重大事を引き起こしたS書記官。最高裁内部で起きたコンプライアンスに欠いたこの事件は、ニュースにしてもよいほどの大問題でありましょう。最高裁長官は部下の不祥事に対し、検察庁のようにテレビで謝罪するのでしょうか。楽しみです。
 この事件の詳細は、http://www.whitesue.com/Social_justice.htmlに綴っています。
 最高裁の書記官が文書を毀損してまで裁判官の判決を護る?という、堕落した司法は、その中身いわゆる『質』こそ改革せねばならないのだと思う昨今です。

 平成20年3月。ハウスメーカーの決算月で事業の繁多期、得意先の1件が倒産して破産管財人から連絡を受けたころでした。様々に考え事をしていたのか、うっかりしていたようで、二男がATMで15万円を出金して取り忘れ、隣の機械を使っていた女性が持ち去りました。直後に気付いて銀行内部に繋がる電話で連絡し、銀行は警察からの照会でないと防犯ビデオの確認が出来無いから、警察に届けてくださいと云いました。二男と私はその足で、滋賀県警大津北署に出向いて説明しました。犯行時間が機械の操作時間から限定され、持ち去った女性の服装も二男の記憶と防犯カメラの画像と一致して、隣機を使った顧客の名前も確認出来たようでした。大津北署の刑事は、銀行から被害届を取ると言います。銀行が被害を受けたなら、二男は銀行から現金を返されなくてはなりません。銀行はATMから出金した時点で銀行の所持金ではないと言い、押し問答になったのですが、銀行から被害届が出た方が捜査がし易いと警察が押し切って銀行の被害届が提出されたようでした。
 現金を失った二男は、警察から捜査の経緯を連絡すると言う約束を信じ、相手が判っているので現在取調中だという話しのまま、一向に解決の見通しが見えず連絡も無いので、私は滋賀銀行に連絡を入れ、被害届を出したならば返却を受けるのは銀行だから二男に15万円を返金するように申し入れました。銀行の副支店長が自宅に来訪し、二男と共に話しをして一緒に大津北署に出向きました。担当刑事は不在で、代わりの刑事に話しをし、現実の被害者がなおざりにされている事を強く訴えました。担当刑事に、必ず伝えるという事で引き上げたのですが、数日後、担当刑事から二男に連絡があったらしく、銀行にはとやかく言うな、こちらから連絡すると執拗に言ったのか、二男は警察に連絡する事を避けるようになりました。
 私は大津北署の刑事に不信感と不満をいっぱい募らせています。本当にキチンと捜査をしたのかどうか。2年以上も連絡しない担当刑事に、既に解決済みで現金の返却を受けて銀行には被害届を撤回させ、二男の金を搾取したのではないかと、疑念すら持っています。
 過日、埼玉県警の苦情相談室にメールを入れてみました。他の県警から指摘や連絡を受けると動くのではないかと思ったからです。警察の動きは速く、翌日に滋賀県警か大津警察署の生活相談係から連絡が入りました。事情を説明し、大津北署の捜査記録を調べて、大津北署の方から連絡をさせると言ったのが6月15日、もう10日経過しますが、連絡はありません。よって、このクレームのページに掲載する事にしました。ここ数年、弁護士といい裁判所といい、警察といい公序良俗に基づいて誠実に仕事をすべき輩に、いい加減な人間が増えた事を憂慮しています。

 この事件、被害者の立場で解決しなければクレームの処理には繋がりません。いわばホームページやブログやツイッターで幾らぼやいてみせても、直接の相手と対峙して話しを進めなくては意味がないのです。そこで記事掲載した翌日の6月28日夜、この記事をコピーペーストして、URLも記して、滋賀県警本部にメールでクレームを入れてみました。
 企業で言うならば直属上司、しかもトップに箴言した事になります。大津北署が動かない訳はないと思いました。案の定、翌日大津北署の警務課の渡辺氏から電話が入りました。2年前の調書を引っ張りだして話している様子で、私の名前、二男の名前も渡辺氏の口から発せられました。「今日は担当者が不在なので、7月7日頃に捜査経過などを説明したいと思いますが、ご都合はどうでしょう」との問いかけに、二男と調整して日程の返事をすると約束しました。
 私はついでとばかりに、「二男が盗難にあって、何故…滋賀銀行からの被害届を取ったのか? 滋賀銀行には追求するな、捜査の経緯は警察から報告すると約束しながら、2年間も放置した無責任をどう説明するのか? 被害にあった二男は誰に損害賠償を求めるのか? 不法行為の法定時効は3年だから、2年以上経過した今、後数ヶ月しか残さず、損害賠償を求める相手さえ明確でないとはどういう事か? 警察の判断で二男の被害届を受けなかったのだから、国家賠償を求めるのか? 私は現職弁護士を相手に本人訴訟をする人間だから、中途半端な説明で納得するとは思わないように!」ちょっと手厳しく、渡辺氏に伝えておきました。7月7日、大津北署の刑事は『犯罪捜査の嘘』をどのように説明するのでしょうか。

 <解決に向けて警察の動き……追記>
 大津北署での渡邊氏との対面に、刑事部長も同席していました。物腰の柔らかい渡邊氏とは異なり、成相というその刑事部長は、暴力団と見紛うほどの威圧感のある鋭い視線を持つ刑事でした。話の大筋は、警察はどの事件も放置しないが、緊急を要する事件が発生すると総出でその事件に掛からねばならないときもある。事件にも優先順位がある事を理解して待てと…。2年を経過させて、まだ待てかっ! 多少不信感を抱きながら大津北署を後にしました。
 そして月日が経過し、10月末になって大津北署から私の携帯に電話が入りました。電話の主は刑事部長で、「犯人を特定し、検挙に至った。」という知らせでした。私は損害金返還請求が絡むから、詳細を聞きたい旨を申し入れておきました。11月中旬二男の仕事があいたときに大津北署に出向き、犯人の住所氏名を聞いて、書き留めました。帰り際に、「民事の解決は私たちの仕事だから、直接犯人側にアポをとっても差し支えないだろうか。」と刑事部長に聞くと、弁護士に頼んだ方が良いのではないかと彼は助言してくれました。15万円の返金に弁護士費用が無駄になるし、民事の解決は得意です…と言いおいて帰りました。
 帰宅後、犯人宅に電話を入れると年老いた婆ちゃまが電話に出られました。「年とって、何も判らない」「そんな事言わんと堪忍してください」を連発なさる。とても気の毒だけれど、15万円をなくした次男はもっとつらい。婆ちゃまにご子息の事を聞き、また後日電話をすると言って電話を切りました。婆ちゃまの悲しい声を聞くのはつらい。そこで内容証明で「 事件発生から2年半が経過した今、裁判になれば損害発生の日から起算して年5分の金員を付加して支払う事になろうし、現時点での計算を添えて年内に返還されるなら、余分な金員を必要としないので15万円のみを返されたし。」と期限を切って、損害金返還の請求をしました。
 12月半ば頃、大津北署の刑事部長から電話が入りました。犯人のご子息が内容証明便を持って相談に行かれたらしいのです。15万円を返却することを話し、お金を渡したら今後一切関係を持たないという一筆が欲しいという言付けでした。私はそれに同意して、どういう方法でお金を受け取れば良いか連絡の方法を聞いてみると、民事不介入の警察が今後の事件の芽を摘む意味もあるのでしょう、関わったついでに先方に電話を入れて聞いてくれるとおっしゃいました。そしてその日のうちに、内容証明の送付住所に、振り込むべき金融機関を明記して送付してくれれば良いという事になりました。二男の事ながら問題解決は私の得意分野であるので、今度は高齢の犯人を思いやる優しい言葉を添えて、真摯に対応してくれたご子息にも感謝の言葉を添えて、振込先を明記して郵送しました。二男の15万円は平成22年末に口座に戻りました。
 慌ただしく年末に転居し、1月末になって運転免許証の住所変更に大津北署に出向くことになり、ついでに2階に上がって刑事部長に礼を言って帰ろうと思っていたところ、交通課のカウンターで俯いて字を書く私を、カウンターの向こうから名前で呼ばれました。「どう?解決した?」そう問いかけたのは刑事部長でした。2度しか出会っていない、まして背中まで伸ばした長髪をばっさり切り捨てた刈上げ頭の短髪に変容を遂げた…俯く市民を正しく名前を覚えているとは、凄い。完全に解決するまで気を止めてくださっていた大津北署の成相刑事部長に改めて感謝いたします。また、検察からも二男に電話が入り、お金が返されたか否かを確認して「今回は厳重注意に留めた。」と報告を受けました。高齢の老人故の検察庁の配慮も嬉しく思いました。私たち親子の目撃証言は、紫色の服を着た女性というもの。実際の犯人は黒い服を着たお年寄りでした。人の見ていない一瞬のATM機盗難。防犯カメラは侮れないのです。また人の特徴を眼に焼きつける刑事の眼も侮れないことを改めて意識させられました。イカの背骨のような透明な筋がピンと立つ心地よを感じる事件の終結でした。無事に解決した事を報告します。

 私は裁判を経験して、社会人のモラルというものを深く考える様になりました。社会正義を護るべき法曹とて、レベルの低い人間が数多く存在し、また法知識を持つが故に狡猾な企みを持つ人間が増える事を嘆かわしく思います。社会的弱者である老人などはそのターゲットになり易く、言葉巧みに近づいて相談に乗る様な顔をしながら、老人の財産を食い物にするという事例は後を絶たないでしょう。

 私の周辺にも、心掛かりな事例があります。未だ、詳細は判らないのですが、どうやら母の財産を狙って近づいている輩が居り、その男の紹介で某弁護士に成年後見の依頼をしたというのです。母自身、自分の財産がどうなっているのか知らされておらず、とても不安を持っていました。母は『自分が依頼したのだから仕方が無いのかなぁ』と後悔を口にし、不安を持つ母に『私がちゃんと調べてあげる』と約束をしていました。今現在、成年後見をしている弁護士の名前は母から聞いて知っているのですが、母の自宅の鍵、預金、実印など、誰にも判らない状態です。
 本来なら実子である弟が後見をすれば良かったのですが、狡猾な輩に相談したおりに母から弟へ訴訟が起こされた経緯があり、民法847条(後見人の欠格事由)に当てはまり、弟が後見人に成れないようにされています。
 母の周辺は謎が多く、数年前の2年間…親戚や友人に知らせずに行方不明になり、大騒ぎになりました。あちらこちらの知人を当たり、やっと見つけた入院先、現在…母の措かれている状況までの過程が不明朗なのがまず気に懸かっています。
 現在の病院に移るまでにいたという…劣悪な環境の病院に強制入院させたのは誰か。弁護士への成年後見の委任の期日。弟への訴訟の起こされた日。それらの期日が正しく掴めれば時系列で整理をして、怪しい人物の意図や、成年後見をする弁護士が篤実な人物か否かの査定もできるでしょう。
 母は父の再婚相手、私は姻族1親等の親族に当たります。父の死後、姻族解消の手続きはされておらず、母の財産の相続権は持たないものの養女として、母の安全、安心、保護をしてあげるに足りる資格を有していると思っています。
 母はとても我が儘な人でした。その陰で多くの被害者を出し、今なお悲しみや憤りを抑えられない人も存在します。しかし、何ら関係のない他人が母を蝕んでいるとしたら許せません。白日の下に晒し、正当な罰を受けていただきます。成年後見をする弁護士も例外ではありません。法令遵守、全ては自己責任が付帯する事を意識すべきですし、それが社会人としての最低のモラルだと考えます。母の周りの不可解な真実を暴く。その為にできる事を、今、自分なりに考慮して準備をしています。

 昨今の新聞記事の多くに、目新しい感のあるコンプライアンスだの、コーポレートガバナンスといったカタカナ言葉が登場します。これらの言葉は本来ならば日本国憲法が公布され、主権は国民にあると定めた時点で、多くの企業や団体、わたくしたち個人に至までが自己責任として意識を持つべきだったのです。学校教育も民主主義を教え、敗戦国日本が戦後20年を待たずに新幹線を走らせ、オリンピックを開催させました。勤勉な日本人の特質もあるでしょうが、何よりこの民主主義の恩恵であったと私は思います。国家という巨大組織に拘束されていた国民が自由を持ち、民主主義=自由主義というある種の勘違いの構図の中で、不祥事が起こると責任回避や隠蔽工作に走り小さなトラブルであったはずのものが大きなクレームになり、最後には大事故につながる場合もあります。そうした多くの実例に企業が学び、トラブル回避の方策として法令遵守、内部統制を日常的に意識しようと動き出したのです。現状は個人情報の保護の域を出ていない事に憂慮しますが…。
 1950年生まれの私が小中学生の頃(1960年代)に、大正生まれの父親から『民主主義と言うのは、個人の存在や考えを大切にする事であり、その側面には必ず…個々の自己責任意識を求められる』と教えられて育ちました。憲法にも多くの自由と権利が、保障されています。しかし多数の国民が社会という共同生活を円滑に営む為には、多くの義務も課されている事を排除する事はできません。民主主義と言うのは『誰が何をしようと、勝手でしょ』と言う事ではないのです。民主主義=個人主義は『独りよがり』の許容ではなく、全ての行動言動は自己責任において成す…という規範意識を持たせることなのです。個人主義の文字イメージから誤解をされて広まった感が否めません。
 売買、貸借、雇用、請負、委任 _etc、様々な契約行為の中で、企業と個人、元請と下請、権威ある有資格者と一般市民…と、資本主義社会では当然のように弱者を押さえつけるという弱肉強食の構図が出来て『長いものには巻かれろ』という理不尽な強者の抑圧が横行しています。日常的に泣く社会的な弱者が救われる為には、問題点や疑問点を発信し共に考え、情報の共有を計る事が有意義であり、コンプライアンスの最たる形だと思うのです。どんな所で問題が起こるのか、どう処理すればクレームに成らなかったのか、実例を通して考えてみたいと思います。
 クレームになる事例では、自己責任の範疇にありながら、企業と言う大きな傘下に胡座をかく古い体質の人間、一握りの人たちの判断ミス、処理の先送りが目立ちます。国民一人一人が、自己責任としてコンプライアンスの理念を持ち、仕事や社会生活を行えば、トラブルは大幅に減りもっと快適な住みやすい国に成るのですが、残念ながら多くの大人はもとより、国を預かる政治家でさえもコンプライアンス欠如が甚だしいのが現実です。
 自分たちの気付かなかった事を指摘される…それがクレームです。クレームを受けるうちが花だと思うのです。学習する機会を得たと思えばその情報は知識として有効に作用し、自分のみならず部下や社内でのレベルの向上につながります。そうした意味を込めて『それは間違いだ』と…私は堂々と伝える事にしています。若者が学び育つ機会と考え、深い愛情から発する一言です。

 主人の母が健在だった頃ですから、30年ほど前の話しです。今は社名も聞きませんから解散したのか、合併吸収されたか新日本証券という会社がありました。母の唯一の楽しみが株式投資でした。日々の株式市況をチェックし西陣の織屋時代に使っていた大きなそろばんを弾いて『今、総額3千万円あるねん』と嬉しそうに語り、自分の持ち株の値動きを一喜一憂して楽しんでいました。若い担当者太田君に電話を入れ『売り、買い』と活気溢れる毎日でした。少し認知症気味ではあったのですが『おばあちゃんが自分のお金で楽しんでるんやし良いんちゃう。株の売買してたら病気もひどくならへんやろしね。』と言って、傍観していました。他社で株の売買をした時は…購入後に株券の名義が書き換えられて母の手元に届くと言う流れだったのですが、新日本証券では、株を購入すると預かり証を発行して…株券は証券会社が保管すると言うシステムになっていました。
 ある日、東京の同社監査室から来客があり『売買の頻度がかなり高いのですが、ご承知ですか?』と聞かれたのです。そういえば最近は母からあまり株価の話しを聞かないなぁと思いながら『基本的に母のお金は母のものですから…私たちは内容まで関知していませんが』と、売買の経緯が解る資料を請求して、印字可能なデータとして2年分の顧客台帳を送っていただいて、驚きました。3千万余円と聞いていた総額が、8百万円弱に減っていたのです。値下がりして売られているモノ、買った翌日に売られているモノがあり売買の頻度は明らかに異常でした。
 全てをチェックし計算をしてみると、昭和56年3月からの1年間だけを見てもの約定出来高損益(売買損)は47万円程度、新日本証券の手数料が640万円強、取引税が161万円、850万円程を失っている事が解りました。株券を預かると言うシステムを悪用して担当者が営業実績を上げようとしたのか、年寄りを食い物にしたという結果です。すぐさま京都支店に電話を入れて、太田君に『どういうことか説明に来なさい』と告げ、当時の大蔵省財務局へも相談に行きました。
 監査室から支店へ連絡が入ったのでしょうか、数日後に京都支店・副支店長が、担当者と、直属の上司であろう第一営業部第一営業課長という肩書きを持った人物を伴っての来訪を受けました。顧客台帳を前に陳謝した後、副支店長S氏が一つの提案をしました。『残金を2年間いや1年半で結構です…、私に預けていただけませんか? 私どもにはお客様には漏洩させない多くの情報があり、その情報を元に株式運用して…元の金額近くに…損金の補填をさせていただきたい。』と。驚いた事に副支店長自らがインサイダー取引をすると公言するのです。
 このままの状況で裁判をすれば、あくまで民事訴訟。善管注意義務違反になり債務不履行で損害賠償の請求をされるに終わります。しかし、インサイダーとなれば刑事罰になり、懲役や罰金刑を受け、株式の売却金員は没収のうえに、承認した顧客までもがその認識を問われて某かの罪が付するでしょう。
 1980年に内部監査で事件を教えてくださった証券会社に驚きでした。コンプライアンスの確たる意識の中で監査室が機能していた新日本証券には賞賛を送りたいと思いますが、支店の管理職である人物にまで届いていなかった事は、内部統制の欠落と言わざるを得ません。企業の被雇用者は大看板を背負いオーナーの見知らぬところで、信頼も悪評も作っています、コーポレートガバナンスの重要性を改めて感じる事例でした。
  (_婚姻で姓が変わった担当者のプライバシー保護の為に旧姓で表記しました_)

 私は小さな事業をしていました。現場監督上がりで資材や構造を熟知している事を売りに、新築工事の最終工程となるハウスクリーニングをしたのです。ある日、生駒O邸でワックスの斑が発生したと連絡があり、工務店が行けないので代わりに現場確認をしてくれという指示でした。
 O邸は2世帯住宅で親世帯の方にだけ斑が発生しているという情報を聞いて出かけました。現場には戸建ての住宅も手がけるメーカーM地所ホーム社のメンテナンス担当者が来ていて一緒に中に入りました。玄関ホール、廊下、階段には斑は数点しか見られず、二階のリビングを見て驚愕するほど多量の斑点を確認しました。施主様は『引越し当時は気にならなかったが、半年ほど経て斑点が気になりだし1年でこの状態です』といわれるのです。施主様に『引渡し時にはカーテンも家具も無い状態で、今日の様に階段の途中で見わたせたので、もし斑点があれば気付かれたはずですから、きっと後天的に発生したものと思われます』と伝えました。
 ワックスは水性樹脂ワックスですから、洗剤液や汗なども拭き取らずに長時間放置すると、表面がぼけてしまいますと、雑談をしていると、週1回任せているお掃除のおばちゃんがすごい汗かきだと判明し、その汗が原因である可能性が高いと言うことになり一応隅々まで確認をしました。
 床から10cmほどしか空きのないソファー下には一カ所の斑点も無くとても美しいので、担当者に確認を促して斑点の発生箇所と未発生箇所を識別してもらい、日当りの良い目立つ箇所でワックスの剥離をし、再ワックスの施工をすると斑点が消える事を見ていただきました。一応、息子世帯側も確認し、いよいよ原因は汗だろうと確定した時、顧客へのサービストークなのか担当者が『今回は当社で費用負担をして、ワックス剥離とワックス再施工をさせていただきます』と愚かな一言を発したのです。

 馬鹿なサービストークは、社内に持ち帰ってどう評価されたのでしょう。今一度原因を追求せよと言うことで、使用ワックスのメーカーが、現場を確認して、報告書をM地所ホーム社に提出しました。そして引渡し時の美装が不十分だと断定されて、指定工事店S建設Y社長と美装を請け負った私が、天満橋の大きな自社ビルの2階にあるM地所ホーム大阪事業部に呼び出されました。
 打合せ同席者は、ハウスメーカーM地所ホーム社大阪支店副支店長Y氏、現場確認の担当者、指定工事店のS建設社長、私の計4名でした。ワックスメーカーリンレイ社の報告書コピーが、個々の机上におかれ、担当者が丁寧に音読しました。書面最後にリンレイ社I氏がフルネームで記名して【現場所見】欄に原因について考えられる2点が挙げられていました。同席するS建設の社長は何も発言をしません。
 私は予め準備した床材を出し、美装不十分での施工見本と、ワックス施工後に異物汚濁の見本を見せて説明をした後に『この報告書に対する御社の見解は?』と聞くと『美装が不十分であったと思っている』と言い切るのです。『あなたはソファーの下に斑点が無いのを見たでしょう』と異議を唱えても、担当者は聞く耳を持ちません。副支店長の同席を鑑みると、担当者が安易な言葉を顧客に残した為に、トラブル処理費用を何処に負担させるのかを問われて、請負い弱者をターゲットにした様子が眼に見えるようでした。
 土壌処理等で社会的問題を起こしたM地所ホーム社は、常に目先の利益にとらわれるのでしょうか、反論する業者の姿勢を見て、副支店長Y氏が『この件は、R社も含めてもう少し詰めないといけないね』と言って散会になり、M社の許可を得てリンレイ社報告書を持ち帰りました。
 S建設社長の無言が、自社協力業者を信頼保護すらしない体質だと認識させ、自分の保護は自己責任と悟ったのです。
 ワックス業者はリンレイ社の製品を好んで使う顧客である、顧客を陥れるなと怒り、、、
  1.木造工事で仕上げの段階で、部屋中に飛び散らせた油分の正体は何だ!
  2.常温で丸い斑点になる油分は、液状である。
  3.液状油分ならば作業時に足で踏みつぶされて円形が維持できない。
  4.ぬるぬる滑って、ワックスの施工そのものが不可能であるはず…と
あり得ない報告に鋭く批判し、リンレイ本社にファックス抗議をしました。
 するとリンレイ社からM地所ホーム社そしてS建設へと連絡が回り、S建設から呼び出しを受けました。目前にS建設社長と、サングループ取締役・経営責任者CEOと仰々しい肩書きを持つ男が座り、R社にファックス抗議をするのはけしからん…クレームがあるならS建設に伝え、S建設からM地所ホーム社に流すのが仕事上のルールだと言います。
 おかしいではありませんか、S建設Y社長は同席していたのです。M地所ホーム社もトップクラスの人間が同席し、現場の確認をした担当者本人がリンレイ社の報告書を突きつけて、お前の仕事が悪いと断定したのです。S建設Y社長は、下請け業者を庇う事無く終始無言でした。よってM地所ホーム社やS建設に異議を申立てる意味は無いと判断をしたのです。業者として真摯な態度で仕事をしたと言うプライドがあります。M社担当者の軽薄なサービストークの犠牲になる訳にはいきません。
 ならば…抗議する相手は、無責任な報告書を出したR社と言う事になります。金員の絡む重要な内容の打合せならば最初からR社も同席させるべきでした。またM地所ホーム社とリンレイ社の社長は友人間であるから、これ以上この件に関知するなと言渡されました。明らかな優越的地位の乱用です。下請は理不尽な嫌疑をかけられても黙視せよと…なんと横暴なハウスメーカーなのでしょう。しかもトップが友達同士だから…と理由がまた馬鹿げているではありませんか、子供が、お仕事ごっこの遊びをしているのではないのです。

 現在の住宅建材はベニヤの上に薄い単板を張ってウレタン塗装などを施して床材が作られています。部材や溶剤の仕様や特性を学習しない者が、メンテナンスの担当をしている事にこそ問題点があるのです。ワックス剥離剤は界面活性剤を多く含み、フロアへの施工は特別な注意を持って作業しないと、単板下のベニヤに沿い毛細管現象のように溶剤が吸い込まれ接着剤を溶解し、床材の継ぎ目が波打って割れの原因を作るのです。フロアを美しくする為に剥離をして、二次的被害を作らない様、木質フロアの場合は多くの作業者を入れて小範囲ずつ手早く作業する事が必要になります。
 O邸のワックス剥離は、ワックスメーカー/リンレイの自社チームが施工すると決まりました。S建設社長の報告では、剥離した床に異物の付着は無く、美装不十分ではなかったとの事。私への嫌疑は晴れた訳ですが報告を聞いて驚いたのが剥離方法でした。

 リンレイ社のホームページにも『1m四方に区切り剥離剤を塗り、1〜2分おいてワックスが浮いてきたらスポンジでこする』と書かれています。
 しかしそのリンレイ社が行った剥離方法は、部屋内部の道具類を全て避難させた後、部屋全体に剥離剤を塗り2分経ってから、ポリシャーという機械で、フロア表面をこすったというのです。木造住宅でそんな馬鹿な事を…と内心、笑ってしまいました。
 作業終了時にはフロアの接合部の所々が波打ち、見て解るほど荒れていたでしょう。ワックスを3度も重ね塗りしたと聞くと、最大限の誤摩化し行為を施した事が推測できます。メーカー施工チームが自社製品の特質や使用方法を知らずに二次クレームを作るとは情けない話しだと思いましたが、世間の多くはそんなモノかも知れません。
 そのチームを率いたリンレイ社I氏は『ワックスがかかる箇所と、かからない箇所があるから重ね塗りした』『フロア材に問題があるかも知れない』『松下電工の部材なので電工に確認すると稀にそういう事もあるといった』と言うらしいのです。失敗が露呈する前に、逃げの布石を打ったのでしょう。悪知恵の働いた最悪のパターンです。松下電工に確認したと言うのも怪しいものです。リンレイ社のワックス製品には不満は無いのですが、I氏の振舞いには無責任さが横行し、他社を巻き込み、責任転嫁が常態化している事すら社内では問題視されていない状況が推測されます。
 O邸リビングの床は、剥離施工後1年も経ずして、割れが生じただろうと思います。フロア張替え工事はS建設が担当したでしょうか。床工事の費用は、材料費と施工費、廃材処分費とかなりの高額になり、施主様にも多大な迷惑をかけます。O邸施主様は、今後、顧客をご紹介下さるほどM地所ホーム社の工事にご満足されたでしょうか。
 M地所ホーム社が下した担当者のセールストークと判断ミスのつけは、リンレイ社I氏の文言に便乗して、この業界の慣習通り反論しない資材メーカーの松下電工が負担したのでしょうか。

 いみじくもサングループ取締役、経営責任者CEOが言いました。M地所ホームは、住宅メーカーとしては後発で発展途上の会社なので、こちらが優位にたって話しができるので、付き合う旨味があるのだとか、下請け工事店にまで甘く見られている会社だということもよく解りました。この事例は副支店長が同席しての判断となった事象ですから、ビジネスとプライベートの境界が認識できない副支店長という管理職の品格も、良否の見極めの学習さえしない担当者の知識や資質も、トラブル処理の方法も、全てを含めて評価すると、SグループCEOが指摘した通り、まだまだ成熟していない様子が露呈しています。S建設とは仕事の縁も切れましたが、名刺に刷られたCEOの文字が虚しく感ずる不用意な発言と、重要場面で無言を通した社長の責任回避行為と…、残念ながら中小個人事業のおやじさんの域を出ていませんでした。
 大企業を含めた3社がコーポレートガバナンスとコンプライアンスの欠落が顕著でした。その中に交わってクレーム処理をする立場に立たされた事が、個人事業者の不幸でした。3社の意識は希薄でしょうが、こうした元請け会社が下請け会社に負担を押付ける行為は、独禁法第19条に抵触した、優越的地位の乱用になると思われます。損金を被れば、当然、損害賠償請求の民事訴訟を起こす事になります。内情を知らず一方的に押付けられる…資材メーカー等は今後の取引を考える…弱い立場であり…訴訟など起こせず、泣き寝入りする事になるのでしょうが…気の毒な事だと推察申し上げます。

 優越的地位の乱用と言えば、もう一件面白い事例があります。『乾いたセメントがブラシで擦って剥がれたら、コンクリートの建築物の強度はどうなる?』という頭を冷やせば小学生でも理解できる事が、その担当者や支店長には通じなかったのです。私は現場監督の経験から、比較的早く現場状況を掌握できると自負しています。後々問題が生じそうな現場は、早期に担当者に連絡を入れ、現場の状況を見ながら打合せをすると言う事が、トラブルを抱え込まない秘訣だと思っています。
 大阪に本社を持つS工務店は、『薄利多売』を売りにハウスメーカー各社と指定工事店の契約を結び、年間に相当数の工事を請け負っています。私が協力業者としてお付き合いしたのは山科にある京都支店でした。工事の流れは良いのですが…取引前に値決めをしておきながら、支払い時に説明無く一方的に値引きをする所が大きな難点でした。協力した7年間に同社の売上げが3,860万円に対して、値引き総額は266万円。1棟あたり3〜10万円の安価な仕事ですからこの値引きは異常だと言えます。下請けの弱点を見越して日常的に行うこの行為は、明らかに優越的地位の乱用であり、独禁法違反での損害賠償請求は可能になります。

 問題の事件は、大手ハウスメーカーのモデルハウスの仕上げ工程の電話に始まりました。担当者N君は、工期が2日という外壁タイル洗いを発注し、見積もりが必要と言う事で現場の下見を約束しました。モデルハウスの外壁は素朴感を出した粗めの洒落たレンガ風タイルに、指で目地を押込み、はみ出した目地セメントがボコボコとタイルに付着し、タイル表面の拭取りはしておらず、コテ押え無し…の仕上げ未完の状態、これで完了かと疑問を持つような手荒な工事でした。N君が断言する通り、確かに一人では無理です。
   _余談ながら…建設工事関係者ならこの担当者N君の資質が読めると思いますが(笑)_
 とにかく協力業者として…との使命感でパート6名を手配して指定日、雪の降るとても寒い日でした。塩酸希釈水とワイヤーブラシで擦るのですが開始から1時間、乾燥したセメントはワイヤーブラシがボロボロになるほど力強く擦っても、1人1平米の処理が進まず、総面積53平方メートルは気の遠くなる作業です。トラブルを予見して、N君に連絡を入れると、今日は行けないと言う電話の向うで『なんや出来ひんのか』『タイル洗いして汚い現場なんて無いやろ』と高圧的な暴言の数々、現場の施工精度を何処まで認識できているのかと疑念を持つ様な対応でした。結局N君の代理で部下が現場を見に来ました。現状を説明し、明日は倍の12人で作業すると伝えました。タイルの施工業者もやって来てワイヤーブラシを使い自分で擦り、現状を確認して『よろしくお願いします』と帰りました。翌日は、12人で作業をしている時にN君が訪れ、劣悪な施工精度が解っていないのか『ちょっと長く置き過ぎたかなぁ』と言い、作業を見ていたので『今日中に終わらないよ、残工事はいつまでに終わらせば良い?』と聞くと『本体美装の日でも良い』と答え、見積りの催促をしました。先が見えない状態で見積りは書けないので、もう少し先が見えてから、見積りを出すと返事をしておきました。

 本体工事が終りタイル工事も後2平米を残した頃、作業人工を計算して見積りを送ると人を喰った様な声音で『金額間違ってないか』と電話が入りました『本当にこれだけの人数が動いたんか』と絡んできます。1日目はK君が確認に来たと答えると『Kが人数を数えたんか』と捲し立てます。数えたか否かはS工務店側の問題です。『その時に12人投入を伝えましたよ』と言うと『一年生に単価が判るんか。それにKは担当と違う。担当は僕や』と高圧的です。私は、トラブルの予兆を感じて初日の早期に連絡をしたのですから、ならば代理をよこすなと言うことになり、責任回避をするN君とは話しになりません。1日目の6人は、小学生でも眼で追って数える人数です。K君から報告が無いのは、S工務店内部の指導の欠落であり、私の責任ではありません。2日目はN君本人が現場に来たのですから数えていれば納得できる事、自己責任の逃避としか評価できません。究極『タイル洗いの単価は平米200円が相場や。メーカーやタイル屋も皆そう言うとる』『200円なら…53平米は1人工で行けるんか…って聞いたら、行けますやろ…って言うとった』と来るのです。発注時に1人では無理と断言したのはN君なのです。困った男です。支払いに汚い工務店のN君は人を喰ったような暴言を続けます。幼稚園児に解る数をN君本人が数えてないなら、部下にも小言はいえないでしょうし、手が掛かる事をタイル業者自身も確認して帰ったのです。時間かけて落ちるなら根気よくやってくれと指示したのはN君です。手間を掛ける=人工を要し金が掛かる。こんな簡単な道理が解らないとは、レベルの低い話しです。
 事の起因はタイルの施工精度なのですから、タイル業者と話し合って業者に幾分かの負担をさせれば良いのです。日常的に値引きをし安価に走る企業の担当者に、施工品質の管理能力は育たない様です。とても次期支店長を任されるべき人材だとは思えず、N君の言動から彼の人格と現場監督としての資質を垣間見てがっかりしました。
 私は、仕方なく京都支店・F支店長宛にボロボロになったワイヤーブラシ十数本を同梱して『現場を熟知する支店長がご覧になったら、何が原因でこうなるのかをご理解いただけると思います』と、書面をしたためて現場の確認を懇願しました。山科の京都支店から大津プリンスホテルの住宅展示場にあるモデルハウスまで10分と掛からない距離ですが、F氏は動きませんでした。現場状況も見ずに、予算、原価、値引きと単純な指示をしたのは、F支店長なのでしょう。担当者N君の無知と暴言、F支店長の責任逃避により、話し合いの相手を無くしてしまいました。

 しかし他社の施工不良に、現場担当者の施工基準の無知から発した特殊作業に、安易に値引きに甘んじる訳にはいかず、最後の手段として、安全協力会等で顔を存じ上げている副社長A氏に、流れを詳細に記した上、建築完了後に溶剤やワイヤーブラシで擦ってセメントが溶解したら、組積造りや鉄筋コンクリートの建物の強度はどうなるのか、建物の存在が危険物になるという単純な理屈をF氏やN君には理解が出来ていない事実を訴えました。なぜN君が現場監督として施工管理に無頓着であったのか、上司の支店長がトラブル回避に動かないのか、現場管理者として、企業の管理職として恥ずべき愚かしい事実を記し、今回に限っては一切の値引きはしないと書き送りました。
 F氏は周囲の人間に『サラリーマン世界で、いきなり副社長はキツイよなぁ』とこぼしていたそうですが温かい性格の私は、いきなりサラリーマンを追いつめる様な事はしていません。順を踏んで直属上司のF氏に相談し、その後に副社長にご連絡を入れました。お手紙をしたためた副社長は、正しく理解下さっていると思いますが…。副社長のご配慮で入金され確認後、次の請求書を届けに京都支店へ行った折に、普段ならば1階のポストに入れておくのですが、F氏に『この度は、お騒がせしました』とご挨拶をしていこうと思い、3階の事務所まで階段を上っていきました。重い鉄扉を開けながら元気よく『お世話になります。』と声をかけて中に入ると、慌てた様にF氏がトイレに駆け込む…滑稽な後ろ姿が見えました。F氏は支店長として毅然と対面する度胸が無かったのでしょうか、情けない後ろ姿にはトップの威厳は無く…若い社員の前でプライドもかなぐり捨てた…醜態でした。一年生社員と事務員が唖然とする中で、請求書を渡して帰りました。
 『古木、逃げたのはお前だ!』と無責任な支店トップに大声で反論したい気分です。現在はN君が京都支店の支店長となり、F氏は本社の取締役に収まったと聞いていますが部下を監督指導する管理職の両氏に…これが良き経験・学習となっていれば、部下の指導の一助になるのですが。

_同一担当者と同一タイル業者における他の問題現場_
 ちなみに、N君の現場で山科の狭小地に建つ新築の美装工事をしました。地形から残材の搬出が困難なのか、敷地は残材の山、玄関が2階に設けられた家で、作業通路となる階段やポーチ一面にブルーシートが掛かり、通行にも危険を伴う様な現状でした。土砂降りの雨の中、滑らないように注意て仕事を終えると、数日後、写真とともにタイル業者への支払いを促す請求が来ました。私の社員がタイルを割ったのではありません。ブルーシートで覆われていたタイルの角の部分が剥がれていたのです。私のパート社員はシート下の状況を確認できず、気付かず乗ってしまったのでしょう。
 現状写真には『タイルの角をふまないでください』と段ボールに書かれていますが、美装当日が土砂降りであったにも拘らず、その段ボールは乾いています。当日シート上に置かれていれば段ボールは雨水を含み、波打ちが残るのですが…。(手元に残る写真が、真実を語っています)
 タイル補修の請求金額は、35,000円でした。その狭小現場での工事費は、27,800円。土砂降りの中で仕事をして7,700円を持ち出し、パート給与を支払って3万円余りの損金になりました。現場施工原価より、多額の弁済を求めたN君の無神経さを疑いました。モデルハウスのタイル業者は狭小現場と同一人物。美装業者がタイルの施工不良の後始末をしたのですから、しっかりと管理の出来る現場監督ならば過去の処理と同様に『掛かった費用は施工不良の業者から差し引いてでも支払え』という下請けの意地がご理解いただければ幸いです。彼は原価意識を持つ有能社員ではなく、現場の余剰金、売上げ実績に固執するだけの担当者でした。故に過去に起こしたこの処理は、この中村君の頭の片隅にも残っていないでしょう。
 コーポレートガバナンスとはそんなに難しいでしょうか。トップの『ぶれない』価値観とコンプライアンス意識で意外と簡単に進められると思うのですが。

 私は人生の大きな転機になった会社を、上司のセクシャルハラスメントが原因で辞職しました。
 男女雇用機会均等法は1978年に施行されました。セクシャルハラスメント(以下『セクハラ』という)の最初の裁判例は(福岡地裁・平成4年4月16日)裁判所は、上司に対して発言等につき不法行為責任を認め、同時に使用者に対しても『使用者は被用者との関係において社会通念上伴う義務として、被用者が労務に服する過程で生命および健康を害しないよう職場環境等につき配慮すべき注意義務を負う』とし、その他にも『被用者の人格的尊厳を侵し、その労務提供に、重大な支障を生ずる事由が発生する事を防ぎ、またはこれに適切に処理して、職場が被用者にとって働きやすい環境を保つように配慮する注意義務』の存在を認めるに至った。(引用文献・法律用語の基礎知識/自由国民社)

 この判例から考えると、私は、上司の不埒な言動ごときで退職せず、裁判所なり労働基準監督署に訴え出て、働きやすい環境を求める事が可能でした。私はその上司から強引に何かをされたという実害を受けた訳ではありません。セクハラの基準はとても難しいと思いますが、当事者が不快感を持ったならセクハラになるのだと思います。
 私の場合は『キスをしよう』『キスをしよう』としつこく迫られただけ、上司に毅然として『私と貴方は、そういう関係ではありません』と断り、事なきを得ました。ならば何故、セクハラになるのかというと、その上司は日常的に、彼女の事を自慢話のように話し『離婚しない男が女を作るのは、真剣な愛ではなく全てが遊びだ』と聞いていたので、部下を遊びの対象にするなよ…と不快感をあらわにしたのです。当然、仕事の環境はギクシャクして私は上司を無視するようになりました。工事部の中で感性豊かな常務(現・専務)がいち早く気付き、別室に呼ばれてじっくりと話しを聞いていただきました。その上で、辞職を選んだのです。
 その常務には入社早々からとても可愛がっていただきました。事務員で入社しながら私の中に特異な感性を見つけ、男性社員と対等に仕事ができる環境を作っていただきました。現場管理を経験する為に設定してもらった現場で、仕上げの段階で視察にこられて『君の目線で、気になる箇所は無いか』と聞かれ、廊下の天井の金槌痕を報告しました。常務は、連絡相手の管理者の名を教え『君の評価を君の言葉で話し、補修要請を伝えなさい』と言われました。
 その会社はある意味とても厳しい評価基準を持った会社であり、1年間の実績がコンピュータではじき出され、それを前にして社長と常務から様々に評価を受けます。1年生社員にも容赦はありません。私はハウスメーカー担当なので、邸名毎に数値が出てきます。宇治の現場N邸で、余剰金が279円という結果があり、常務から『この現場は、数ヶ月間君が辛い思いをしただけで請負をした意味が無い』と指摘をされ、私は『この現場は2ヶ月で引渡しました。無理だと言ったハウスメーカーや下請けに、やるじゃないか…と思わせた。それを社内で評価されなければ、私が現場を担当する意味が無い』と止める課長に構わずはっきりと反論しました。その年、社内で評価されて思いがけない破格のボーナスをいただき、大手ハウスメーカーに認められメーカーから二度も表彰を受けました。入社1年生の快挙です。常務のアドバイスと信頼で育てていただいたと思っております。私は、この中村常務に特別の恩恵を感じ、いつも温かな眼で静かに見ていてくださった森本社長をも敬愛しています。私が何故、会社を訴えると言う行為を起こさなかったのかは、トップにおられたお二人の人格に触発されて、頑張れる現在の自分の存在に感謝をしているからです。
 セクハラで訴訟を起こされる企業は、その被用者に職務上にも確たる満足を与えていない証拠なのです。全ての行為行動は自己責任という…わたくし的思考でいくと、抗議の矛先は『キス』の好きな、セクハラ上司であって会社ではないのです。

 私は何故退職したのか、セクハラ上司にお年賀状でお知らせしました。『矢野さん、バラの棘は下向けに尖っているのを知っていますか? バラは人を傷つけようとして棘を持っているのではないのです。バラは美しく咲く為に自分の身を守る為に棘を持っています。乱暴に扱うと棘で怪我をしますが、優しくそっと上から手を差し伸べると棘は刺さりません。セクハラ上司に乾杯!…いや、完敗かな?』と…。私にできる精一杯の報復でした。

 友人が土地を購入して家を建たい…と、土地探しを始め、かなりの仲良しだったので一緒におつきあいをすることになりました。最終、琵琶湖が見えると気に入ったのが大津市の建築条件付宅地分譲・販売代理住宅メーカーに宅地購入の申し込みをして、大津市が資格確認をし、契約保証金の入金確認後に売買契約を締結、土地の売買契約締結日から…3ヶ月以内に住宅建築請負契約の締結をし、土地の売買代金を支払い、土地の引渡しという流れで土地の確保と住宅建築という物件でした。友人は沢山の住宅展示場を見て回り、一番理想に近いのがM社だと言って打合せを始めました。第一候補、第二候補と土地を選び、大津市が主催する土地の抽選でお目当てのハウスメーカーが第一候補の土地を獲得しました。友人の喜びは最高潮に達し、早速、家のレイアウトの考察を始めました。彼女の家庭の経済事情から多少の増減は支障なしとは思えましたが、ご主人が予算は5,500万円と決めたものですから、土地価格が2,000万円…彼女は忠実に予算内に収める為に試行錯誤を繰返していました。大枠の間取りが決まり、概算見積りが約束日に届かず…彼女がM社に電話を入れて、担当者が不在だからと営業のチームリーダーI氏が代理で彼女の家に概算見積りを持って来ました。
 50坪弱の建物で、建物価格4,100万円に驚いた彼女達が価格の詰めをする内、I氏が『土地価格が2,000万円に当社経費を引くと,お客様の家は1,800万の家しか建たない』と言い切ったのです。経費が50%?…ちょっと驚きですが、営業リーダーが顧客の反感を買う表現をする事が失格です。彼女から半ば怒り半ばべそをかいた様な声を聞き、現場監督時代の縁故で下請け業者にも知人の多い私が打合せの仲立ちをするはめになりました。彼女と担当者との打合せに同席し、極力彼女の意向が伝わるように話しを進めました。約1ヶ月の打合せ後半には、彼女の母君が病気治療のために中国への渡航が決まり、彼女が同行していきました。
 私は、彼女の代わりにM社と打合せをする事になり、多少の課題を残してはいましたがM社も最大限の譲歩をして話しが大詰めになった時、9月1日公示物件なので早く土地購入申込書を作成したいというM社の希望と、軟弱地盤の為…土留め工事が先に必要だと建物を着工前に擁壁工事を先に完了させたい彼女のご主人との間で、すれ違いが生じてしまいました。普通に考えれば,建築条件付きの土地に、土木工事を入れると言う表現で、購入意志が固い事は明らかなのに、柔軟性の無いM社滋賀営業所長は『この物件を本当に買う気があるのかどうなのか』と顧客に詰め寄ります。間に入って取り持つのもバカバカしい対話の中で何とか話しが収まり、9月4日、彼女のご主人が購入申込書にサインをしました。

 そして10日後、彼女の家にM社より配達証明の郵便物が届きました。封筒表には社名・事業所名・所長名が記され、封筒中の書類(2枚複写の購入申込書)には、1枚ずつ丁寧に対角線に定規を当てて線が引かれて、『没』を意味しています。ワープロ印字された同封書面は『湖都が丘』26号地について,先般お申し込みのご意思を頂戴いたしましたが,建築請負契約をお請けいたしかねますことから,土地のお申し込みについてもお受けいたしかねます為、購入申込書をお返し申し上げます。宜しくお願い申し上げます。平成16年9月14日と日付の下には、大企業の傘下にいる事を誇示する様に『Mホーム京滋支店・滋賀営業所所長・河村英治』と書かれています。顧客に対して、強烈かつ暴力的な『無言の抗弁』です。
 このハウスメーカーは、営業所長のこんな暴挙まで許すのでしょうか。様々な事情を抱えて仕事をお断りをするにも,遺恨を残す様な証拠をお届けする必要は無いのではないか…と私は思います。営業所トップがこの程度だから…営業リーダーが1,800万円の家に1,700万円の経費と馬鹿げた表現をするのです。
 営業と言う仕事は企業の表看板なる部署です。豊富な日本語をもっと学習する必要があるのではないかと思います。テレビのCMやモデルハウスを見て、M社の建物を素敵だなぁ〜という印象を受けるのですが営業トップが、顧客のイメージを強力なパンチでぶち壊しているかと思うとがっかりします。
 友人は、M社が販売できなかった希望の土地を購入して、他社ハウスメーカーで建築し、健やかに過ごしています。

 1999年2月だったと思いますが、小雨の降る夜7時〜8時頃、仕事を終えて事務所に帰る途中に娘が事故を起こしました。被害者は農協の旅行帰りに農協の車に送られて来たおばあちゃんでした。娘の話では、農協の車のヘッドライトが眩しくて人影が見えなかったと言います。3人が車から降り、娘の車のライトを確かめた2人は立ち止まっていて、おばあちゃん1人が道路を横切って来て、娘は自分のヘッドライト直前に影を見つけ,急ブレーキをかけたが間に合わず、トンと突く様に当たっておばあちゃんが倒れたと言うことでした。すぐに携帯電話で救急車と警察に電話を入れ、事務所に待つ私の所にも電話が入りました。
 現場へすぐに走り,警察の現場検証を終えておばあちゃんの搬送された大津市民病院へ向かいました。幸いにも,おばあちゃんは軽傷で大腿骨骨折、お年を召しているからと医師から聞きホッとしました。警察官から言われた通り,翌日に調書を作る為に警察に出頭することを伝え,医師に診断書作成を願い受取り時間の約束をして帰りました。翌日約束の30分前に市民病院へ行き、診断書の受取りを話すと、まだ書かれていないと言うのです。警察へ出頭することを伝え、院内呼出しをかけても主治医がなかなか捕まりません。診断書を書くことを忘れて,院長らと共に院内回診に出たと言うのです。看護婦さんが幾度も繰り返し院内放送で呼出しをかけてくれました。やっと医師が捕まり出てきた診断書には『脳挫傷』と書かれ驚きました。誰しもうっかりして忘れる事は多々ありますが、この医師、自分の不備を反省せずに、院長の前で恥をかかされた…と逆切れ! 医師のモラルが問われるだけで無く『脳挫傷』の診断書に医師の性格が顕著に出て、寒気がしました。
 私と娘は仕方なくその診断書を持って警察に行くと、前日に現場検証をして、病院で被害者のおばあちゃんと話しをした警察官も驚いていました。事情聴取をした警察署として出来るだけのことをするが,出てきた診断書に異議を唱えることは出来ないのでこのまま受理する…と話し、事故後の娘の対応を誉め、この事故を良い経験にしなさいと温かい言葉を貰って帰りました。
 大津警察署から検察庁に送られた調書には被害者の状況や,聞き取り内容が詳しく書かれていたのでしょうか、検察庁から一度電話が入り、被害者と揉めているかと尋ねられ、困った事があれば連絡を下さいと言葉を頂き、行政処分も無く終結しました。
 この件で娘が某かの不利益を被っていれば、市民病院ですから大津市を相手に訴訟を起こすことになったでしょう。大病院に行けば必ず脳神経外科の勤務医の名前を確認します。この人物に命を任せても大丈夫かしらと不安に陥ちいるからです。脳神経外科の作田、この名前を生涯忘れることはありません。

 娘が事故を起こした車は,自営業の専従者の為に社用車としてリース契約をしていたものでした。リース料の中には車両の定期点検や自動車任意保険、重量税、登録費用も含まれて契約しています。当時娘は24歳、任意保険はそれに適用される様に契約会社A社の担当者Y氏に告げてありました。リース車両ですから任意保険の保険証もA社が保管し、現実に事故が起きて処理の段階になり26歳以上適用の一般の任意保険だと解り、保険が適用できないとA社が告げてきました。リースの経費削減の為か、単純ミスなのかY氏は退職していて詳細は掴めないのですが、契約時の見積りを元に、A社の責任で処理すべき問題だとして、私は一切関与しないという姿勢を取りました。D火災海上保険の担当者からも,横柄な文言で電話が入りましたが『当方の責任ではない。』と切り捨てました。
 そして翌年、娘が他社への就職するのを機にリース車両が不要になるので、リース解約の手続きに入りました。A社は保険料差額も含めて42〜3万円の請求をあげて工場長M氏が来社されました。契約時の見積りと比較して検討してから『お支払いしたい』という意向を話し、チェックを済ませてファックスを送ると、専務のK氏が来社されての打合せになりました。当然、金額の誤差が出ているのですから相容れない部分があります。A社は法人を名乗ってはいますが個人経営の域なのか専務のK氏でさえも『私の一存では返事が出来ないので、社に持ち帰って相談してから改めて伺います』と、資料を持って帰りました。私は個人事業主なのでいずれ支払う金額を未払金に計上してA社を待ちましたが、一向に現れませんでした。
 その後、私はパニック障害を発症させ、医師から休務休養を言い渡されて廃業する事になり、A社未清算金の整理に内容証明便で『リース解除における清算失効の通知書』として『平成10年7月より約1年半、貴社との間に車両リース契約を結び、事業用車両を借り受けておりました。平成12年4月17日ご来訪の担当者と打合わせた折、契約時の不備及び、早期解約のため、精算内容に意見の相違が生じ「社内に持帰り、検討する。」とのことで当社では未払金として計上し、再度のご来訪をお待ちしておりました。今般私事ながら、体調不良にて本年7月末にて事業を閉鎖いたしました。先の精算打合せから既に5年の歳月が経過し商法上の時効が成立しますので、解約計算書の細部を検証し、本来支払うべき金額を特別利益として計上処理いたしました。右『リース解除における清算失効』の御通知とし、以後のご請求は一切受理しないことを合わせて告知させて頂きます。』と送りました。
 日本人は,この民主主義の中で議論をすることに慣れていないのでしょうか、未払いの金員について、その5年間に一度もA社からは請求催告を受けていません。貸倒れに計上するにも法的根拠が無く、経理上の清算未収金は受領したか否かの証明は出来ず使途不明金でしょうか。こういう会社は全てにおいて大雑把なのかしらと、他社の経理ながらどのような処理をされたのか、とても気にかかっています。

 私の愛車はサファリという見るからに頑強そうなマニアックな車です。車幅も車高も大きめでとても気に入っています。1999年3月、赤信号停車中に後部からの追突事故に遭い、車体の重いサファリが1mも横断歩道に押し出され加害車両は走行不能になるという衝撃を伴った事故でした。その後、サファリの純正ホイールに亀裂が入り破談面から空気が漏れるという奇妙な故障が起こり、日産の自動車工場でも『こんな破断は、今までに見た事が無い』といわれる状況で、2年ほどの間に計4本のホイールの取替を要しました。私は尋常でない事故に遭遇しており、その時に踏ん張ったフットブレーキが影響してタイヤホイールに必要以上の負荷が掛かり、金属疲労を起こしたのではないかと推測したのです。車の事ですから一つ間違えば危険物、足回りは特に重要だと考えN社に調査を申し入れました。事故の詳細を伝え、同様故障が他のサファリユーザーにも起こっているのか、どれほどの頻度でホイールの取替が行われているか、出荷データで解ると思うので必ず回答いただく様に伝えておきました。
 N社の回答には『調査結果から材質、板厚、寸法等に異常は認められず、回収品は正常品と判断する。亀裂はリムとディスクの溶接部付近を起点に発生し、タイヤ側に進展して貫通している。亀裂波面には環状痕(ビーチマーク)が確認できる事から、疲労破壊と推定される。亀裂の原因としては、複数の亀裂起点が確認される事から、過度な入力による疲労亀裂の形態であること、又、耐久試験時に基準以上に負荷をかけた時に発生する亀裂部位と同部位に亀裂が発生していることから、使用過程で、過負荷高応力の頻度が高かったことや、縁石乗り上げ等の過大入力が加わったことで、疲労亀裂に至った可能性が考えられるが原因の特定には至らなかった』とありました。
 私は山間部や河川のオフロードに車を乗入れたことが無いので、耐久試験時と同様の亀裂ということで事故が起因したと考えられるのですが、問合せた他のユーザーの故障事例、頻度の回答はありませんでした。正常な自社製品のアピールに『縁石乗り上げなどの過大入力』に、笑いを誘われます。サファリは車高が高く縁石を跨いで走行が可能です。
 また、オフロード車で売りのサファリが、縁石への乗り上げ程度でホイールが破断するとなれば、強固でパワフルなイメージが丸つぶれです。報告書に良くあるパターンでしょうが、製品精度が原因ではないという自社製品の有能性を示すのに、豊富な日本語を使いこなせない輩が多いと嘆きます。
 それでもサファリが大好きで乗り続けますが、お客様相談室・室長付『河合君』もう少し日本語の表現を学習しましょう。 

 2009年1月10日、既に新聞報道されている様に、インターネット関連事業を展開するリンククラブが、突然…前触れも無く2008年12月末に1万円を課金し、2万人の顧客がカード会社から不当に引き落としをされました。カード会社は委託業務で代行として引き落としをするのですが、私はリンククラブの年会費のみを自動振替されるよう金融機関に依頼している為、またリンククラブの主張するサーバやプロバイダの契約をしていないため、対象外だと判断していました。
 しかし、通帳記入をしてみると、同様に1万円が引き落としをされていました。金融機関はカード会社の様に、会社が業務委託をして代金回収をするものではありません。顧客が依頼契約しない引き落としが、顧客に確認する事無く独自の判断で成されるならば、架空請求や詐欺行為等、社会悪の補助的役割を金融機関が果たすことになり、犯罪を助長してしまいます。
 また金融機関から引き落としをされた…今回のわたくしの事例を鑑みると、リンククラブから課金徴収された被害者は、カード会社が絡んだ2万人2億円以上にはるかに甚大なのではないかと考えます。現在、総務省で情報収集中とか??? 被害者が一丸となって動かないと、うやむやにならないのだろうかと気に懸かります。
 現在、京都に拠点を置くK信用金庫滋賀支店に、抗議を入れていますが。。。
 カード会社は代行業務ですが、金融機関は、顧客の預金保護の責任があるはずです。現在どの銀行もATM機には日常的に、個人向けに振込め詐欺への啓発をしています。その金融機関が振り込め詐欺に引っかかって、顧客に無断で送金してどうするんだ。顧客にまず、確認しろよ! 過失責任は如何に…と、怒り心頭です。
 架空請求に、金融機関が素通りさせたら悪の温床となる事が判っていないのでしょうか。コンプライアンスの意識が皆無という事です。本人に確認せずして安易に送金したK信用金庫の体質に疑問を持っています。

 3月11日、抗議をすべく事前連絡を入れて…K信用金庫滋賀支店に行き、私の希望通り支店長T氏が直接対応して頂き話しが進みました。そこで私は一点の大きな学習をしたのです。支店長は、私の同支店の取引経過を聞き、過去にも及ぶ部下の不備を陳謝した後、リンククラブの会費引き落としの依頼書を見せて説明を始めました。同依頼書には引き落とすべき会費金額が大きく書かれています。そして口座、名義人などの記入欄があり、その下に極小さな字で、請求を代行する信販会社の名前が記され『個々の請求引き落としについて問題が生じた場合には、本人と信販会社で討議し、貴行には迷惑をかけない』と云った意味の文言が記述されています。
 リンククラブの引き落とし依頼書はリンククラブが作成したものです。金融機関はそうした意味の中、信販会社と顧客を含む三者協議の中で処理し、請求に対して躊躇なく引き落とし送金をする。金融機関として避けられない現状と、悪意の架空請求が素通りするという現実を、支店長と共に再確認しました。また、私が最初に引き落としを依頼した時から比較すると現在のリンククラブ年会費は2倍になっています。今回と同様、年会費をアップする時には、事前事後共に何の連絡も受けていません。前述の1万円の課金と合わせ、リンククラブの体質が大きな問題だと判断し、退会を視野に金融機関からの送金のストップを掛けてきました。公的費用以外は金融機関の自動引き落としをしないという事です。信頼度の低い企業ならばなおさらに、今回の様な架空請求詐欺の危険性が大きいのだと知らされました。
 やはり物事の基本は、自己責任自己管理に尽きると言い切れるのでしょう。私の怒りを正面から受け止め…謝罪すべき所は陳謝した上で、細やかに説明を下さったK信用金庫滋賀支店・竹松支店長に謝辞を表し、大きな学習をした事をここに報告します。過去の出来事によって欠損した信用を、支店トップの真摯な姿勢で取り戻す、クレームの処理はこうでなくてはならないと考えます。
 私は怒りにまかせ、K信用金庫のすべての口座の解約をすべく出かけました。しかしこの支店長の対応に、信頼に値する金融機関と認識を新たにし、不要な取引を削って口座を維持することにしました。自動振替を見直す良い機会に恵まれたと思っています。別件でいずれ大きな入金があるだろうと予測していますが、私はこの滋賀支店の口座を指定して振込を受けることにしようと考えています。

 リンククラブの課金の件で新たな学習をしました。私が最初に引き落としを依頼した時から比較すると現在のリンククラブ年会費は2倍。今回同様、年会費をアップする時には、事前事後共に何の連絡も受けていません。1万円の課金と合わせ、リンククラブの体質が大きな問題だと判断しています。信頼度の低い企業ならば、今回の様な架空請求詐欺の危険性が大きいのだと知らされました。現代社会では、ネット上で何もかも処理が出来る利便さの裏側で、契約の落とし穴ともいえる大きな問題が潜んでいます。アナログで処理をされている時代には、誰の眼にも確認できる様に申込書が書面で印刷され、複写になっていました。引き落としされる金額が明記されて納得の上、署名押印したものです。
 今回の事件でリンククラブから新たに入会申込書を取り寄せてみると、金額の明記がないのです。金額欄すら設けていない…こんな契約が通るのでしょうか。このダークな会社に対しての信頼は消え、私は相当な不安に陥りました。契約に対しての学習をしなおして、後の報告をしたいと思います。
 前項の金融機関(京都信用金庫・滋賀支店)支店長の配慮、提案で私の預金は護られ、またリンククラブには訴訟も辞さないというメールを数回送りつけて、課金された1万円は返還されました。とても面倒な事かもしれませんが、自分に降り掛かった火の粉を取り払う行為に自助努力が必要だなと、改めて感じ入りました。

 数年前スーパー銭湯Y社で、不正チケット流出事件に巻き込まれて、犯人扱いを受けたことがあります。管理職のマネージャーが社員の動向や言動に少しの注意を払えば、チケット流出の可能性が最も高い部署が何処であるかに気付き、社内の聞き取りなど内部調査で処理できた事だと思うのです。管理職の無能力を晒す様に、無実の顧客を巻き込み不特定多数の他人の前で、無礼な追求をする事などは避けられたはずなのです。人間は誰しも多少のミスはするもの…と考える私ですから、この程度の事で訴えたりはしませんが、明らかな名誉毀損であり、多くの他者の面前での追求により受けた精神的苦痛に対しての慰謝料の請求を免れません。トップの能力不足が社内全体に蔓延して悪循環を作っている事例でした。
 現在は支配人が代わり仕事の環境も良くなった様子、私はまだ、気になる事が一点あり、問題定義したいのだけれど…公表を控えてあげようと思わせる程の、若い新支配人の人格に敬意を表しています。一つの事業所の中のトップの人格で、こんなに代わるのかと驚いています。

 企業の信用情報を扱うN社から、契約金と購読料支払いの件で不当な請求を受けた事もあります。私は、初対面の営業社員と契約を結ぶという事は絶対にしない性格なのですが…。その事件は,知人の名を出して紹介されたと来訪した営業社員の強引さに負けて、不本意な契約を結んでしまい、契約時の営業社員の話しと経営者の話しが食い違う事から発生しました。契約時に担当者が領収書に書き込んだ文節を盾に,不当請求を却下しましたが、しつこく幾度も繰り返し威圧的に電話で請求してきました。最後は、不当請求の被害届を警察に出し、商工会議所にも報告すると、内容証明便で通告して終結しました。

 また、長期にお取り引きのあった金融機関K信用金庫の事件は,懇意にし、適切かつ厳しいアドバイスをくれる篤実な担当者の移動に始まりました。引継ぎの担当者が一度も来社しない中で融資担当課長K氏に、なぜか嫌悪感を持たれて強烈な攻撃に会いました。これなどは相互の事情が解り会えるまで話し合えば、大きな問題にはならない事柄だったと思うのですが、K氏からの攻撃的な内容証明を受取り、受領書類を本社に送りトップの勇断を求めました。当該支店の支店長からの来訪を受けて、前任者からの長期の流れを話して、ご理解いただき、敏速な対応をしていただきました。K氏はこの後、解雇されたと聞いております。

 私は女性である為か、甘く見られトラブルに巻き込まれることが時々あります。多くの場合、私と同年代か、若干年長の男性が些細な問題を醸し出し、大きな問題へと発展させてくれます。なるべくはご当人に直接、意見を述べて理解をしていただくように努めますが、問題意識を持たない方々や、完全に甘く見下して関わってくる方の多くは、強硬手段をちらつかせ、中には脅迫的に追いつめようとなさる方もおられます。お相手がサラリーマンなら,解決不能の場合は直属上司の方,それでダメなら、なお上の管理者の方へ処理の代行をお願いすることにしていますし、お相手が会社代表者なら法的効力のある文面を考えて、内容証明便で通知通告をしています。解決の為に直接,当方へ来て下さる方には必ずご当人を伴ってきていただく様に要請します。『言った,言わない、聞いていない』という無駄な時間を割く為には、当事者が同席するのが重要だと考えるからです。
 小さなハプニングの段階で、いち早く最善の方法を用いて解決に心を砕いてくださった方々のお顔やお名前は、自然と深く心に刻まれております。
 私は慎ましき女性なので、少し謙虚に…問題の処理には一定時間を置き,常にお相手に課題を渡してお返事等を待つことを心がけ社会の理不尽と戦っています。

 私のトラブル解決法は以上の様なものですが、私が事業をしている間には、私自身がクレームの当事者にならない様に日常的に意識を持って、小さなハプニングの段階で処理する事を心がけていました。トラブルには必ず…お相手が存在する訳ですから、真摯な態度で早めにお詫びをしたり改善したりと問題を先送りにはしません。
 トラブルを抱え込まない、小さなことで悩まない為には、言葉のディスカッションが必要ですし、キャッチボールと同じく…ボールは必ず、お相手に投げ返して待つというのがトラブル解決の最大ポイントだと確信し、自分を優位に立たせて解決する秘訣だと思っています。